今年2月にスペイン・バルセロナで開催された、世界最大のモバイル系カンファレンス 「Mobile World Congress 2009」 で発表された、


▼ Windows Mobile 6.5


◆ 米国 IT企業社長ブログ ◆-WP01



が、いよいよ 10月6日より正式に発売となり、このモバイルOSを搭載した、新しいスマートフォンが世にリリースされました。(日本は年内に発売予定だそうです)


マイクロソフトでは、これに合わせて、スマートフォンのブランディングを、


◆ 米国 IT企業社長ブログ ◆-WP03

に今後、統一していくとのことです。


スマートフォンの世界では、言わずと知れた大ヒットとなった アップルの iPhone や、Googleが推進するモバイルOS Android(アンドロイド)を搭載した端末が既に先行しており、マイクロソフトとしては、かなり後れを取ったスタートとなりますが、はてさて、PC-OSの世界の覇者となったマイクロソフトは、このスマートフォンの世界でも、優位にビジネスを進めることができるのでしょうか?


私の正直な感想を申し上げると、現在のところ、その答えは残念ながら


NO (ノー)


です。笑



理由はいくつかありますが、いかんせん、ちょっとリリースが遅すぎましたね。


もうすっかり、世界中では iPhone や、android 搭載端末がかなり出そろっており、これからの巻き返しはかなり苦労を伴うと思います。


また、これは IT業界の、とある「世界的な超有名人」から直接聞いたのですが、その人の話によると、マイクロソフトのモバイルOSの開発は、かなり後れを取っており、正直なところ、今の iPhoneOS のレベルに追いつくには、現在のバージョン6.5 では程遠く、おそらくバージョン 8.0 ぐらいで、ようやく追いつくのでは?とのことでした。驚!


しかもその情報ソース(情報ネタ)は、なんと米国マイクロソフトの Windows Mobile OS の現役開発チームのメンバーだそうで、情報の真偽はどうかは別として、いやはや内部の評価がそれではね...という感じもします。


私も、歴代の Windows Mobileが搭載されたスマートフォンを、何度も利用してきましたが、ハッキリ言って、とても使いづらかったです。特にUI(ユーザーインターフェース)部分が致命的でした。


まだ実際にバージョン 6.5 は触っていないので、なんとも言えませんが、iPhoneの快適なインターフェースに慣れてしまっている身にはどう感じるでしょう???


マイクロソフトの発表では、今回のリリースに合わせて、好調な iPhoneの App Store同様、オンラインアプリ販売サイトの展開も行うそうで、それはそれでいいのですが、そのサイトの正式名称が...


Microsoft Windows

Marketplace for Mobile


長っ!


ということで、ちょっと長くて覚えづらいですね。


このあたりもアップルなどに比べると、ネーミングのセンスひとつと取っても、マイクロソフトはちょっとイケてない感が漂います...


いかんせん、この会社のサービス名称は 「Microsoft」、「Windows」といった、枕詞が多すぎますね。 今後のマイクロソフトにはそんな呪縛を解く戦略にも期待したいです。笑


兎にも角にも、いよいよマイクロソフトの最新スマートフォンOSが搭載された端末が発表となりました。iPhone、android などを含めて、今後どのような戦いが繰り広げられるのか? とても興味深くウォッチして行きたいと思います。